米株3倍ベア(SPXS, TECS)を持ち続けてみた

試してみた

SPXS, TECSはNY証券取引所に上場するドル建ETFです。

S&P銘柄の日々の変動のー3倍の変動率となるように設計されています。

名称デイリーS&P500ベア3倍ETF(SPXSデイリーテクノロジー株ベア3倍ETF(TECS
対象指数S&P500指数S&P500テクノロジーセレクトセクター指数
主な組入銘柄S&P500銘柄Microsoft, Apple, Nvidia, など
S&P Dow Jones Technology Select
経費率0.95%同左

取引結果

2022年12月に取引を始めた時はスイング取引を実践し、利益を上げました。

その後、短期取引が面倒になってしまい8ヶ月継続保有しています。

相場下落の保険料と正当化しているものの含み損が拡大中です。7月に含み損がピークとなり、8月に入って回復中です。

取引価格損益終値関連指標
取引SPXSTECS(税前)SPXSTECSVIXFear&Greed
2022/11/28 打診$20.07$35.58$20.52$36.6322.2160Greed
2022/11/30 買$20.67$18.74$31.1120.5870Greed
2022/12/1 買$32.21$18.75$31.9219.8463Greed
2022/12/9 CPI,FOMC前様子見$20.83$35.8522.8353Neutral
2022/12/13 買$19.50$32.3322.5563Greed
2022/12/14FOMC前買$31.61$19.88$33.1421.2957Greed
2022/12/21 指数下止り売$22.005$38.67+$1,473.85$21.60$37.7920.0738Fear
2022/12/22 指数下げ買$40.10$22.54$40.6421.9735Fear
2022/12/27 指数下げ買$22.50$22.46$41.7421.6536Fear
2023/1/20 保有(含み損)-$2,434$20.17$34.3919.8559Greed
2023/2/1FOMC利上げ0.25%に縮小(含み損)-$4,852$17.95$28.5517.8769Greed
2023/2/3雇用統計失業率3.4%新規就業+51万人FearGreed80買$27.35(含み損)-$5,562$17.74$26.9118.3376Extreme Greed
2023/2/7 パウエル議長会見後(含み損)-$6,332$17.35$25.8418.6679Extreme Greed
2023/2/24 CPI6.4%, PCE5.4%予想より上振れ(含み損)-$2,909$20.00$30.2121.6759Greed
2023/3/3(含み損)-$4,806$18.91$27.6318.4955Neutral
2023/5/19(含み損)-$10,613$16.77$19.0116.8167Greed
2023/6/2(含み損)-$12,840$15.76$15.8114.6065Greed
2023/6/12買$15.48$15.77(含み損)-$13,01014.7877Extreme Greed
2023/7/18(含み損)-$16,290$13.1$12.313.3083Extreme Greed
2023/7/31(含み損)-$16,020$12.9$12.813.6377Extreme Greed
2023/8/11(含み損)-$13,652$13.99$15.5614.8466Greed
2023/8/17(含み損)-$12,884$14.94$16.1917.8945Fear

購入した理由

2022年は10月にかけNYダウ、NASDAQ、S&P500の三指数が一旦下落した後回復しました。

’22/1/2(a)’22/10/12’23/2/17’23/5/19
NYダウ36,321.5929,210.8533,826.6933,426.43
NASDAQ15,732.5010,417.1012,358.1812,657.49
S&P5004,778.143,577.034,079.094,191.98
VIX指数17.6033.5720.0216.81

一方で、米国の利上げは続いており、筆者は2023年に再度米国株は下落すると予想し購入しました。

米国利上げ期間利上げ前利上げ到達点 利上げ終了後の大幅な株価下落
1999年6月-2000年5月4.75%6.50%2001年頃(ドットコムバブル崩壊)
2004年6月-2006年6月1.00%5.25%2008年9月頃(リーマン危機)
2015年12月-2018年12月0.25%2.50%2020年3月頃(コロナ危機)
2022年2月から継続中0.25%5.25%(継続中)
St.Luis連銀Economic Researchより筆者作成

過去3回の利上げは政策金利が最高点に達した後しばらく株価は維持され、数ヶ月〜2年後にドットコムバブル崩壊、リーマン危機、コロナ危機と暴落が起きました。

今回も同じことが起きる可能性に期待し、米国株指数の下落で価格が上がるベア(インバース)ファンドSPXSTECSの二種に着目したものです。

SPXS、TECSの注意点

S&P下落により資産が増えますが、以下の点に注意が必要です。

まず、幅ではなく変動率に連動するので、指数そのものは上下を繰り返して元に戻ったとしてもSPXS,TECSは減少します。

対象指数変動幅変動率変動率*-1ベア1倍変動率*-3ベア3倍
1日目100100100
2日目105+5+5%-5%95-15%85
3日目100-5-4.76%+4.76%99.75+14.29%97.1
4日目105+5+5%-5%94.76-15%82.6
5日目100-5-4.76%+4.76%99.5+14.29%94.4

指数急落時にSPXS, TECSは大幅に値上がりしますが、逆も然りです。指数急落後に反転したらすぐに利益確定する必要があります。

また、経費以外に売買手数料もかかるため、小ロットの短期売買では利益が出ません。利益を出すには大きなロットでこまめに売買する必要があります。その点が上級者向きと書かれる所以と思います。

VIX指数、Fear&Greed指数との関係

以下は、短期の変動を予想するために、VIX指数とFear&Greed指数について調べたことです。

VIX指数

VIX指数(Volatility Index)は株価指数の変動幅を示します。恐怖指数とも呼ばれ、シカゴ・オプション取引所(CBOE)が設定しています。


VIX指数はS&P500指数について市場が予測する最新のボラティリティを示す

リアルタイムのS&P500指数売買オプション指値の中間値から計算される。

具体的には、市場が今後30日間でS&P指数がどれだけ変動すると考えているか示す。

シカゴ・オプション取引所ホームページから筆者要約

なお、計算式は以下の通りですが、筆者には理解できませんでした。

シカゴ・オプション取引所ホームページ

ざっくりと、「VIX指数が高い時は、市場参加者がSP500下落の可能性を想定している可能性が高いようだ」とだけ理解しています。

Fear & Greed指数

Fear & Greed指数(Fear & Greed Index)はCNNが設定しています。

Fear & Greed指数は市場動向と株価が適正かを測る目安。指数は、株式市場の動向を示す以下、7つの指標によって計算される。

市場の勢い(Market Momentum)S&P500指数が125日移動平均の上にあればGreed、下にあればFear
株価の強さ(Stock Price Strength)NYSE株で52週の新高値銘柄数と新安値銘柄数の比較
株価の幅 (Stock Price Breadth) McClellan Volume Summation Index。プラスであれば上昇基調、低いまたはマイナスであれば下落基調でFear
プット&コールオプション (Put and Call Optionsプット&コールオプション5日平均。1以上であれば下落基調でFear
ボラティリティ (Volatility)VIX指数とその50日平均。VIX指数が上昇していればFear
逃避先需要(Safe Haven Demand)過去20日の株式と債券の利回り差。債券の方が利回りが良ければFear
ジャンク債需要 (Junk Bond Demand)ジャンク債と投資適格債の金利差が近いとGreed

それぞれの指標について、通常の変動幅からどれだけ乖離するかによって0を最大の恐怖、100を最大の欲望として点数をつける。

CNN Business Fear&Greed指数より筆者要約

VIX指数・Fear&Greed指数とSPXS・TECSの関係

2022年9月〜2023年2月のSPXS・TECS及びVIX・Fear&Greed指数推移をグラフにすると以下のことが読み取れました。

CNN Business Fear&Greed指数より筆者作成
  • VIX(青)とSPXS(グレー)はほぼ同様の動き
  • Fear&Greed(緑)はVIX、SPXS と逆の動き
  • VIX(青)とTECS(黄)は動きの方向は似ているが、必ずしも一致しない

VIXとFear&Greedの変動は必ずしもSPXS、TECSとは一致しないものの、以下のように参考値としたいと思います。

VIXが高くFear&Greedが低い⇨市場の警戒レベルが高い⇨すでにSPXS・TECSは十分買われている⇨SPXS・TECSの値上がり余地は少ない。

VIXが低くFear&Greedが高い⇨市場の警戒レベルが低い⇨SPXS・TECSが不人気⇨SPXS・TECSの値上がり余地がある。

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