プロフィール
筆者はサラリーマンをしながら個別株を中心に投資をしている。サラリーマン株式投資家、略して”サラ株”をペンネームにした。
本業では出世頭ではないが、そこそこのポジションに落ち着きつつある。できれば定年まで勤めたい。子育て中で趣味は水泳だ。
投資は趣味の延長で2007年から続けてきて、2022年7月末で累積の入金額+30%となっている。
利益の大半は米ドルの含み益である。少子高齢化と産業空洞化の一方、日銀が国債を引受けている。円の価値に不安を感じてドルに換金してきた。残りは個別株の値上がりと配当収入である。
資産は増えたので結果オーライだが、もっと上手くできたはずとの思いは拭えない。例えば、この数年間仮に米国株指数ETFを全力で買い2021年に益出ししていれば数倍の高収益を得られたはずだ。
まずは現時点までの投資経験を振り返って課題を挙げてみたい。
投資経験
(1) 取引手法
以下の商品と取引手法を試してきた。
種類 | 取引内容 |
個別株現物保有 | 日本、米国、フィリピン、インドネシアの個別株を数ヶ月〜数年単位で保有 |
外貨保有 | 余裕資金をドル・ユーロで保有、現在も実施中 |
債券 | 米国債を購入 |
FX証拠金 | 2007年頃、少額のポジションをもったものの、知人の助言を受け、ほとんど取引せず撤退 |
日経平均先物 | 2014年に週刊誌で「技術を磨けば高収益」との記事、半年のめり込み300万円損して断念 |
信用取引 | 日経先物の記憶からデイトレとレバレッジに苦手意識、2022年末に試しに取引してみた |
レバレッジ・ベア | 2018年頃、日本国債連動のレバレッジ5倍ベアを購入、長期保有の上下動で資産が漸減し撤退、2022年米株指数ベアで再エントリー |
暗号資産 | 口座を開いた矢先に他の取引所で流出事件、入金をためらい現在に至る |
金・プラチナ | 利益は得たものの、保管と売買に手間、自ら価値を生む資産ではないので消極的 |
不動産 | 中古マンション投資を検討、物件を見に行ったが、売買と管理の手間、多額のローン、市場の不確実性から気が乗らず断念 |
どの商品が利益を上げやすいかは折々で変わる。市場の状況をもとに、投資分野を意識的に選ぶのが課題の一つ目である。
投資期間について、スキャルピングは観察力、決断力、資金力のいずれか又は全てに秀でないと勝ち抜くのは難しいと感じる。また、平日の昼間は本業がある。
やはり中長期の取引が主になりそうだ。中長期でも売買タイミングを決めるにはチャート分析が欠かせないことも分かってきた。トレンドを読む精度を上げるのが課題の二つ目である。
(2) 個別株取引について
今まで取引した個別株は以下のとおり。損失を出した取引も多いが、いずれも少なくとも一時は優良企業とされていた。売買の巧拙が損益を分けた。
損失を出した取引 | 利益を出せた取引 | |
日本株 | ホンダ、パナソニック、サンリオ、ベネッセ、ロゼッタ、日本精工、ウェアハウス、三井物産、日本特殊塗料、トプコン、商船三井、PKSHA Technology、Cyberdyne、ナブテスコ、キヤノン | 栄研化学、SPK、千代田インテグレ、ドウシシャ、クリエートメディック、イオンモール、東レ、ラオックス、ヤマハ発、バンナムHLD、レノバ、ANA HLD、H2Oリテ、カルビー、力の源HLD |
米国株 | カーニバル、RIVIAN | ニュアンスコミュニケーション、セレンスインク、ボーイング、BHP、RIVIAN、SPXS,TECS |
比国株 | メディライン、DITO |
振り返ると、損失・利益を出した取引のそれぞれに以下の共通点を挙げられる。
損失を出した取引 | 利益を出せた取引 | |
共通点 | テーマ株やSNS人気株は高値掴みのもと、売る条件を決めていないと高値掴みは塩漬け、割安株は安売りになる | 不人気でも自分なりに興味を持ち割安だと確信した場合、値上がりの可能性が高い |
人気株・注目株を調べずに買ったのが主な敗因だ。今後、銘柄選択ルールを保つことが課題の3つ目である。
ブログの趣旨
はじめは、投資は趣味だから損しても構わないと思っていた。しかし、これから教育と介護で本格的にお金が必要となる。
真剣に稼ぐため投資の目標を持つことにした。簡単ではないけれど不可能でもない数字として「今後10年で資産5倍」と決めた。
給料の2割を入金し年5%で運用すれば3倍、うち2年間50%の収益を上げれば「5倍」となる。7月末の資産額を2032年7月末に5倍にすることを目標とする。
取引にはなお改善の余地が大きい。まずは、取引の内容と考えたことを書き出すことから始めようと思った。
このブログでは目標達成までの試行錯誤を記事にする。
記事のカテゴリ
以下のカテゴリ別に、次のような方々にお読み頂きたいと思って記事を書いている。
カテゴリー | 内容 | 読み手として想定している方 |
投資の考え方 | アセット・アロケーションの考え方、投資の始め方 | サラリーマン投資家の方、これから投資を始めたい方 |
保有銘柄・成績 | サラ株の保有銘柄と投資の進捗 | 投資の実例に興味のある全投資家の方 |
検討中・反省中 | 一旦売却し、再購入を検討中またはしばらく購入しない銘柄 | 筆者が買おうと思っている株、または失敗例に興味のある方 |
なお、これまで閲覧数の多い記事は以下のとおり。
〈第一位〉
〈第二位〉
〈第三位〉
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